遠慮がち
保育所の帰りに、近くの遊具のすべり台で遊んでいくのが慣例になっている。
近頃のすべり台は進化したもので、小さい子用の小さなすべり台やちょっと滑れる子用のトンネルになった大きめのすべり台などがいくつか合体していたりする。
Jr.は嬉しそうに、何度も繰り返しあらゆるすべり台をしゅ~~っと滑る。
時には小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんが大きなトンネルすべり台を独占していることもある。
そんな時Jr.は、大きなすべり台まで近づいてはみるものの、強引に滑ろうなどとはせず、怖じ気づいていそいそと後ずさりする。
母に似て意気地なし、いや遠慮がちなのである。
そんな中、母は特に何をするわけでもない。
小学生が消えたら、ほら、今だよ! とJr.を促すのが関の山。
だって母も、小学生はこわい。
きっとJr.が小学生になるまでは。
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